LOGIのオーブンドアが垂れてしまい燃焼室ドアに干渉してしまうとの事で、調整させていただいたケースが何件かありました。
片持ちで鋳物の重い扉を保持していますので、扉を開いた際は吊元に相当な重さがかかります。
ただ、NORNやSKULDでの調整の話は聞かないので、やはり大開口を誇るLOGIならではの症状なのかもしれません。
今回、作業性を考慮して吊元側のサイドシールドを外して調整をしました。
まず、リア(背面)シールドが左右5カ所ずつボルトで留まっているので外していきます。
次にサイドシールドを外していくのですが、上下で外部から確認できない位置で3か所固定してありますので、そこを外していきます。さすが、HETAシリーズは無駄のないスッキリしたデザインとなってますね!
下側のボルトを外す際は灰受けドアを開ければすぐに確認できますが上側のボルトを外す際は天板を持ち上げてスライドする必要があります。(天板を持ち上げる際は、煙突の口元にラップを巻いておくと擦り傷になりにくくお勧めです!
また、天板は大変重たいので作業の際は注意してください。)
上側のボルトを緩める前にマスキングテープなどで最初の固定位置をマークしておきましょう!
シールドを戻す際の目安となります。
吊元の様子になります。
本体側に上下二カ所のフランジボルトで締め付けています。
間にはスペーサーが入っていますので、ボルトを緩めた際に滑落しないよう注意しましょう。
作業中、ススで手が汚れてしまうので手袋は装着必須です!
ドアの水平を見ます。
バッチリですね!
オーブンドアを閉めてみて燃焼室ドアとの隙間の具合を見ます。
また、オーブンドアはマグネットにより固定されており、開ける際にはドア本体を軽く押すと跳ね返ってくる構造となります。
こちらが正常に作動するかも確認してください!
最後にもう一度、フランジボルトが本締めされているか確認して各部パーツを戻していきます。
全てのパーツを戻したら拭き掃除をしつつ最終チェックをして調整作業完了となります。
弊社では薪ストーブをはじめ、薪棚や薪作りに関わるところで、何か気になる点やお困り事のご相談をお受けしております。
LINE公式アカウントもありますので、ぜひともご登録の上、いつでもお気軽にご相談くださいませ。
y.nakano