STIHL1-2-4の法則

 

気温がぐんっと上がり日中はすっかり夏の様相ですが、みなさま薪づくりの方は順調でしょうか。

ソーチェンの目立ては作業効率に大きく影響しますよね。

私たちも燃料が無くなったタイミングや休憩の際に目立てを行ってもらうようお伝えしております。

そうなりますと必然的にソーチェンを見る・触れる回数は多く、消耗具合を把握していますのでご自身の判断で新しいソーチェンをお求めになりますよね。

ただ、チェンソーで消耗するのはソーチェンだけではないのです!

 

1-2-4の法則をご存知でしょうか?

ガイドバー1本の寿命:チェンスプロケット2個の寿命:ソーチェン4本の寿命=1:2:4といったものです。

 

通常使用でソーチェンが消耗し、2本交換したタイミングではチェンスプロケットも摩耗している可能性が高いです。

そのまま使用すると新品のソーチェンをダメにしてしまう可能性があり、思わぬ事故や怪我に繋がりますのでチェンスプロケットも新品のものに交換しましょう!

同様に、ソーチェンを4本交換したタイミングではチェンスプロケットも2回目の交換時期となり、その頃にはガイドバーが摩耗しており正常な挙動をしていない可能性があります。ガイドバーも新品のモノに交換しましょう!

 

ただし、あくまでこれらは目安であり使い方や目立ての癖、作業中のトラブルによって交換時期は変動します。

消耗具合を測定するアイテムを駆使してしっかりチェックするのがよろしいかと思います。

 

 

左:ファイルゲージ(バー溝の点検・清掃、チェンの目立て角度を点検、デプスの点検)

右:コントロールゲージ(スプロケットの点検)

ぜひともこちらを活用してください!

 

 

また、

メーカーよりエアフィルター・オイルフィルター・スパークプラグがセットになったメンテナンスキットも発売してます。

ダメージが顕著に伝わるソーチェンやスプロケットと違い、壊れるといったイメージが薄く、忘れられがちなフィルター類ですが、快適な始動・最高のパフォーマンスを発揮するためには大切なパーツです。

こまめな清掃と、消耗が激しい場合は交換をお勧めしております。

 

 

今週末は晴れ時々曇りで、徐々に気温が上がる予報のようです。

薪づくりをする際は道具の点検、安全装備の着用、こまめな休憩を心がけてくださいね!

STIHLのヘルメット2種を比較した記事もありますのでこちらも合せてご覧いただけたらと思います。 

                                              y.nakano