ここ数日、弊社HPのどのような記事が皆さまから見られているのか覗いてみたところ、やはり薪の配布情報や薪割機のページに多く行かれているようですね。ありがとうございます。
薪も集まってきて、さあさ割るぞ!といったところでしょうか。
本日煙突掃除に伺ったお客様は全て斧で手割りしているとおっしゃっていました。
せっかく薪ストーブを入れたのなら薪割りもしてみよう!から、いい斧を使うと気持ちいいくらいに割れるのではまってしまう人は結構多いです。
ただ、最初はどんな斧を選べばいいのか不安ですよね。
結論から申し上げてしまえば、実際に手にもって体感するのが一番です!(身もふたもない話ですが。。。)
そんな本日は薪割り斧の選び方についてお話していきたいと思います。
まず、斧には形の違いで2種類に分類されるのをご存じでしょうか?
『和斧』と『洋斧』といわれるものです。
それぞれ違いを見ていきましょう。
『和斧』
・薄くまっすぐな刃。
・古くから日本で用いられてきた形です。
・杉などの繊維のまっすぐな木に入っていきやすい形状となっています。
『洋斧』
・刃先は薄いものの、真ん中あたりからふくらみがあり切り込んだ後、左右に裂ける力が加わります。
・ブナやナラのような堅い木に適しています。
次は素材による柄の違いです。
それぞれに良さや注意点がありますのでご自身にあったものをご検討ください。
『木の柄』
・ヒッコリーを使用したものが多いです。強靭なため過酷な使用に耐えられます。
・自分好みの握りに加工できます。(削る)
・打ち損じや通常使用での劣化、保管状況やメンテナンスを怠った場合による劣化で使用が困難になります。
ただ、柄の交換が可能であったり、メンテナンスオイル等でしっかり防水・防湿・乾燥防止をしてあげれば愛着も湧いてくることでしょう。
・柄の折れやすい位置に金属製のプロテクターカバーがあるものや、パラコードを巻いて保護しつつも自分好みにカスタムするのも楽しいです。
『グラスファイバー、強化プラスチック』
・折れる心配がまず無いと言われています。
・柄が細めで、女性や子供でもしっかりと握り込みやすいです。
・持ち手がラバー素材などグリップが効くものが多いです。
次は斧頭による違いです。
割る機能にプラスして、叩くことができる『ハンマー斧』といったものがあります。
『ハンマー斧』
・斧頭が鎚(つち)を兼用している斧です。
・クサビを叩くことができます。
・重量があり柄も長い為、特に太い木を割ることができます。
ここまでで色々な選択肢があり、疲れてしまいますがあと一息!
もっとも重要なのが柄の長さとヘッド重量です!
これは実際に持ってみないと絶対に分からないところなのでさらっと解説しますが、
私(身長173㎝/腕の長さ60㎝ほど?)が使ってみた実感として柄の長さは70㎝程度がちょうど良かったです。
ヘッド重量は2㎏程度が継続して作業してしんどくない重さでしたね。
ただ、これで割れない木がいくつかありましたので、そちらは長い柄の物に替え、遠心力とヘッド重量で割っていきました。
※無理は禁物です!疲れている時は集中力・注意力が散漫になりますので、翌日に回すか、いっそのこと機械に頼りましょう!薪割機のレンタルはコチラになります。
いかがでしたでしょうか。
まだまだ細かな違いはありますが、なんとなく把握していただけましたでしょうか。
ただ、やはり冒頭でもお話ししましたが実際に持って、振り下ろして、何度か体感してもらうのが良いかと思います。
もっと言えば、店頭で10回ほど振ってその善し悪しが分かるものでもないので、リアルな状況で数時間~半日使ってみて下さい。きっと次の日には筋肉痛が待っています。
弊社ではご希望する方には斧の貸し出しも行っています。ご相談ください。
いくつか試してもらって、気に入ったものを見つけていきましょうね!
y.nakano