ホウロウ製薪ストーブ

8月の後半からメンテナンスのご依頼も多くなり、

気温が30度を超える日もありますが、冬の近づきを感じております。

 

最近メンテナンスや新しくストーブを導入する方で

ホウロウ製の薪ストーブとの出会いがありましたので

今回はホウロウ製薪ストーブの特徴についていご紹介いたします。

・ホウロウとは


 

金属に『ガラスのコーティング』を行ったもの。

薪ストーブ以外にも鍋や食器などにも使われていることが多く

金属製品にはない下記の特徴があります。

 

①錆から守ってくれる耐久性

②鉄と空気が触れ合わなくなるため耐酸性

③におい移りを防止する非吸着性

④鉄製品に色を付けられる採色性

 

ホウロウ製薪ストーブの魅力


 

ホウロウ製品の魅力をいくつかあげましたが

薪ストーブでホウロウを選ぶ方のほとんどの理由は

至ったシンプルで見た目のカッコよさにつきるでしょう。

 

薪ストーブとは通常、黒いみためのものがほとんど、

武骨で重厚感のあるイメージのモデルが多いです。

 

その中でホウロウ製のストーブは

【レッド・ホワイト・カーキ・ブラウン】など

カラーバリエーションが豊富でその色が気に入ってしまうと

通常の黒いストーブという選択にはなかなか戻れません。

 

※写真はホウロウ製薪ストーブのなかでも人気の高い

【Vermont Casthing ENCORE レッド】

 

ホウロウ製薪ストーブメンテナンス


ホウロウ製の薪ストーブはガラスでコーティングされているため

錆が発生しにくく、ついた汚れも落ちやすくなります。

 

ただし、ガラスコーティングがかけてしまった場合には

補修材で再コーティングしない限りはホウロウの色が戻ることがなく、

地の鋳物や鋼板材の色が見えたままになってしまいます。

 

参考までに下記に補修手順をご紹介します。

 

①やすりで欠けた部分の汚れ、錆をとる

②補修パテを塗って下地をつくる

③下地材が乾燥したらやすりで整える

④ホウロウの補修液をぬって仕上げる

 

薪ストーブだけでなく他のホウロウ製品も同じで

おしゃれなカラーが多く使い勝手もいですが,使用する際には尖ったものを落としたりして

ガラスコーティング部分を割らないように注意しながらお使いください。

 

Y.Arikawa